ジョイス役でカムバック！ウィノナがストレンジャーシングスに与える影響

ストレンジャー・シングスでカムバック、再び愛される存在に

2016年にストレンジャー・シングスの配信がスタートすると、ジョイス役を演じるウィノナは再びその演技力を賞賛されます。

ほぼすっぴんのメイクと乱れた髪型、地味な服装のジョイスは決して華やかではありません。
しかし時に正気を失いかけながら、誰にも信じてもらえなくなっても息子を取り戻そうと必死に事件の真相に迫っていく姿は、ウィノナの女優魂と存在感を感じます。

心を砕かれた母親でありながら、愛情深く、決して諦めない、緊迫した心情と複雑な性格のジョイスはウィノナのチャーミングさによって愛すべきキャラクターとなっています。
ダファー兄弟のロスは「私たちは愛情深いが心配性の母親といったイメージを持っていただけだった。しかしウィノナがジョイスに更なるテイストを与えてくれました。彼女が演じてくれることでこの作品がより素晴らしいものになると感じました」と語っています。

ウィノナ自身、映画ではなくドラマシリーズへの参加は今作が初めて。ジョイスを演じることに対し「映画では役を演じたらおしまいだけど、シーズンを追うごとに新たなジョイスを演じさせてもらうことが出来て最高です」と答えています。

自身の経験がストレンジャーシングスの現場にも影響を与える

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^{ケイト・ブッシュのバッチを着けて敬意を示すウィノナ}

シーズン4で重要な役割を果たすケイト・ブッシュのRunning Up That Hillですが、実はこの曲が採用されたのはウィノナのおかげかもしれません。
N.Y.で行われたシーズン4のワールドプレミアにケイト・ブッシュのバッチを着けて登場したウィノナ。
子供の頃からケイト・ブッシュの大ファンだった彼女は、ストレンジャーシングスが始まった当初から７年間にも渡ってダファー兄弟にケイト・ブッシュの曲を使って欲しいとお願いし続けていたのです。時にはケイトのTシャツを着用して撮影現場に現れたりしながら懇願し続けた結果、念願叶ってシーズン4で使われ、曲が発売された1985年当時よりもチャートが上がるほどのリバイバルヒットとなりました。

さらに80年代という時代設定を忠実に再現する上でもウィノナは一役買っているようです。
80年代の映画に強い影響を受けたダファー兄弟ですが、実際に記憶に残る青春期を過ごしたのは90年代になってのこと。
若い時からあらゆることに興味を持ち、知識が豊富なウィノナは「この曲はこの年にはリリースされてないから、ここで使用するのは正しくない」といった細かい誤りに気付き指摘することも多いそう。

子役たちとの絆と今後

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自身も10代から世間の注目を集めながら様々な経験をしてきたウィノナは、子役や若いキャストたちにも積極的に寄り添い、アドバイスを与えているようです。

ダファー兄弟は「彼女は本当に若いキャストたちの助けになっています。このような環境で過ごすことや過程に対して、どのように向き合うかアドバイスをしています。そういった役割に彼女ほどの適任はいません。私たちや他のキャストには、彼女のような経験やキャリアがないからです。彼らの親にも難しいことなので、彼女がそのように気配りをしてくれることは素晴らしいです。」と言っています。

特にイレブンを演じるミリー・ボビー・ブラウンとは、若い頃の自分と共通する点も多く沢山のアドバイスを共有しているそうです。ミリーは以前インタビューでウィノナが与える影響について「彼女は多くのことを教えてくれます。いつも母親のように必要な時にそばにいてくれて、とても良い関係を築いています」と答えています。

また息子ウィルを演じるノア・シュナップも「僕があるシーンで困って不安を感じていたのを知った時、彼女は自分の出番よりも何時間も早く来て僕をトレイラーに呼んで話をしてくれた。沢山の助言をくれた後『あなたならできる』って勇気づけてくれました」と語っています。

私は彼らについて、とても心配してしまうことがあります。
自分の経験からもこの業界で成長する子供に対して複雑な感情を抱いてしまうのです。
彼らには作品に出演していること自体が素晴らしい事だと伝えている。
私が彼らの年の頃に、仕事で得た成果を嬉しい事と感じることができなかったから。
彼らの成長を見ることができて嬉しく思います。
ウィノナ・ライダー（ストレンジャー・シングスの子役たちについて）

今後撮影が始まるフィナーレのシーズン5ではウィルがキーパーソンとなると言われており、ウィルの母親であるジョイスがどのような状況になるかも注目です。
また気になる情報があれば随時更新していきたいと思います。